(1)沿革 当センターは、昭和56年度より1市3町(有田市・吉備町・金屋町・清水町)の共同ごみ処理 場として操業してまいりましたが、設置後15年が経過したこともあり、施設が老朽化し、その機 能が低下しつつありました。また、人々の生活スタイルの変化もあってごみ質も高カロリー化し、 対応が困難になってまいりました。そこで、新しいシステムによる施設の改造を計画し、平成9年 8月より工事に着手。3ヵ年の継続事業により平成12年3月に完成しました。 工事方法は、同施設内で日常の処理業務と改造工事を平行して行う、リフォーム工事方式を採用 しました。 新しい処理施設は、県下に類のない全連続燃焼式ストーカ炉2系列と、粗大ごみ及び不燃ごみの 処理設備として、低速及び高速回転式破砕機を兼ね備えています。また、単にごみを衛生的に効率 よく処理するだけでなく、環境にやさしくを最優先し、周辺の環境保全にも万全を期した近代プラ ントとなっています。 今後は、快適で住みよい街づくりに貢献できるよう、施設の管理運営に最善を尽くしてまいりま す。 (2)施設の概要 施 設 名 :有田周辺広域圏事務組合「環境センター」 所 在 地 :和歌山県有田郡有田川町上中島927番地 事業主体 :有田市・有田川町(吉備町、金屋町、清水町が平成18年1月1日合併) 敷地面積 :15,979u 建築面積 :管理棟190u 工場棟1,955u 延床面積 :管理棟190u 工場棟5,360u 着 工 :平成 9年 8月 竣 工 :平成12年 3月 総事業費 :47億7800万円(3カ年継続事業) 施工監理 :財団法人 日本環境衛生センター 設計・施工 :株式会社 クボタ ●ごみ焼却施設 焼却炉形式 :全連続燃焼式焼却炉 処理能力 :100t/24h(50t/24h×2炉) ●リサイクルプラザ 処理対象物 :不燃ごみ、粗大ごみ 破砕処理能力 :20t/5h 選別種類 :鉄、不燃物、プラスチック、可燃物 (3)構成市町 有田市・有田川町(吉備町、金屋町、清水町が平成18年1月1日合併)