圏域の概況


 位置

本圏域は、紀伊半島の北西部、和歌山県のほぼ中央部に位置し、北は和歌山周辺広域市町村圏と接し、東は橋本周辺広域市町村圏、田辺周辺広域市町村圏、奈良県と接し、南は御坊周辺広域市町村圏と接し、西は紀伊水道に面している。

 圏域西部の市街地地域から県庁所在地の和歌山市まで直線距離で約20q、大阪都心まで約80qの位置にある。また、和歌山市から特急列車で約20分、大阪の天王寺から同じく特急列車で約1時間。自動車利用では、和歌山市のインターチェンジから有田インターチェンジまで約20分、大阪府松原市からも約1時間10分程度の時間距離にある。さらに、関西国際空港には上記の道路や鉄道網を利用することにより、もっとも早い地域では約1時間程度の時間距離となっている。

     ■圏域の位置

      



 自然条件

本圏域は、東西42q、南北16qで、東の紀伊山地、北の長峰山脈、南の白馬山脈、西の紀伊水道に囲まれた東西に細長い形状をなしており、面積は474.79kuで和歌山県面積4,724.64kuの約10%を占めている。

 河川については、高野山に源を発し最大の流域を有する有田川が圏域の中央部を西に蛇行しながら紀伊水道に注ぐ。また、白馬山脈を水源とする広川は広川町内を北西方向に、三本松峰を水源とする山田川は湯浅町内を西北西に流れ、いずれも湯浅湾に注いでいる。

地形は、褶曲と起伏が多く、比較的急傾斜の多い山岳地形となっているが、有田川、広川および山田川の下流には平野地が開け、また、各河川沿いに小規模な台地が形成されている。

 地質は、西南日本外帯に属し、御荷鉾構造線を境に北部は三波川帯の古生層が大部分を占め、東部は秩父累帯の中・古生層、さらに仏像構造線を境に南および南東部は四万十帯の中生層が大部分を占めている。第四期層(洪積層、沖積層)は、有田川沿いにみられ、下流部にまとまって形成されている。

 気候は、瀬戸内気候区と南海気候区に属し、臨海部と内陸的な山間部においては、若干気象状況に差異があるが、比較的温暖な気候に恵まれている。気温については、平野部では平均気温16.3℃、山間部では平均気温13.9℃、降水量については平野部では1,538o、山間部では1,910oとなっている。



     ■有田地方の気象推移
                                                 単位 ℃・mm
平野部 山間部
平均気温 年間降水量 平均気温 年間降水量
平成21年度 14.0 1911.5
平成22年度 14.2 2307.0
平成23年度 13.6 2903.0
平成24年度 13.5 2202.5
平成25年度 13.9 1915.0
平成26年度 15.9 2077.5 13.6 2191.0
平成27年度 16.1 2416.5 14.3 2493.0
平成28年度 16.7 1948.0 14.7 2233.0
平成29年度 15.7 2011.0 13.5 2152.5
平成30年度 16.3 2481.5 14.3 3015.0
令和元年度 16.4 2102.5 14.4 2193.5
平均 16.2 2172.8 14.0 2319.7
      資料:【平野部】県果樹試験場  【山間部】和歌山地方気象台



 人口・世帯

国勢調査人口による平成27年10月1日現在の本圏域の人口は74,255人であり、県総人口の約8%を占めている。平成22年国勢調査人口と比較すると圏域全体では、約6%減少しており、全ての市町で減少傾向を示している。

 平成27年から平成31年までの圏域での人口動態をみると、出生と死亡の差である自然増減は、毎年、死亡数が出生数を上回っており、少子化の傾向を示している。また、住民の転入転出を示す社会増減については、一貫して転出者数が転入者数を上回る年が続いている。これらの結果、圏域全体の人口が減少しており、今後もこの傾向が続くと思われる。



    ■有田地方の人口推移
(資料:国税調査)
区 分 圏域計 有田市 湯浅町 広川町 吉備町 金屋町 清水町 県総人口 世帯数
昭和50年 91,932 34,865 16,768 8,988 12,336 11,457 7,518 1,072,118 24,193世帯
昭和55年 92,842 35,683 17,037 9,178 13,077 11,166 6,701 1,087,012 25,240世帯
昭和60年 91,897 35,401 17,171 9,003 13,277 10,871 6,174 1,087,206 25,446世帯
平成2年 90,014 34,810 16,525 8,809 13,621 10,426 5,823 1,074,325 25,792世帯
平成7年 88,788 34,283 16,067 8,735 14,111 10,081 5,511 1,080,481 26,567世帯
平成12年 86,995 33,661 15,410 8,361 14,694 9,731 5,138 1,069,912 27,313世帯
平成17年 83,595 32,143 14,742 8,069 14,970 9,055 4,616 1,035,969 27,516世帯
平成22年 78,678 30,592 13,210 7,714 27,162 1,002,198 27,427世帯
平成27年 74,255 28,470 12,200 7,224 26,361 963,579 27,217世帯
27/22 0.94 0.93 0.92 0.93 0.97 0.96 0.99
  ※平成22年以降の吉備町は有田川町としての数値(平成18年1月 吉備、金屋、清水町合併)



 交通網

本圏域の主要道路網は、圏域西部を南北に縦断している一般有料道路海南湯浅道路並びに湯浅御坊道路があり、広域高速交通網の基幹となっている。海南吉備間は4車線化が事業中であり、早期供用開始が望まれる。また、広域幹線道路として、国道42号、371号、424号、480号や主要県道、一般県道が和歌山周辺広域圏など圏域間や圏域内道路の骨格を形成し広域交通ネットワークが整備されてきている。

 通勤等による人口流動から、圏域内の国道42号等は交通渋滞が発生する区間もあり、その他国道、県道とも未改良区間や車道幅が狭い区間が依然各所にみられることから、利便性のよい安全な道路網の早期改修が望まれる。また、広域交流時代を迎え、広域交通ネットワーク網の強化として圏域間の国道や県道の改良や新設整備が望まれる。



     ■主要交通網
       (海南御坊道路、国道、主要地方道、鉄道)





 産業の状況


本圏域における平成22年の就業者は37,516人となっており、平成7年と比べると6,583人の減少となっている。

  産業別にみると、第1次産業就業者の就業者総数に占める比率は、平成7年年の24.4%から平成22年の21.7%へと低下し続けている。また、第2次産業就業者の比率も、平成7年の29.4%から平成22年の23.9%へと低下を続けている。しかしながら、第3次産業就業者の比率は、平成7年の46.1%から平成22年には53.1%と一貫して増加している。

以上より、本圏域においても全国的な傾向と同様に第1次・第2産業から第3次産業へと就業構造が変化していることが示されている。



      ■産業別就業人口の推移
総数 第1次 第2次 第3次 分類不能
就業者 構成比 就業者 構成比 就業者 構成比 就業者 構成比
平成7年 44,099 10,787 24.4% 12,960 29.4% 20,319 46.1% 33 0.1%
平成12年 42,016 9,834 23.4% 11,622 27.7% 20,427 48.6% 133 0.3%
平成17年 40,622 9,352 23.0% 10,018 24.7% 21,092 51.9% 160 0.4%
平成22年 37,516 8,155 21.7% 8,958 23.9% 19,924 53.1% 479 1.3%
平成27年 36,430 7,413 20.3% 8,533 23.4% 19,706 54.1% 778 2.1%
有田市 13,447 1,978 14.7% 3,719 27.7% 7,323 54.5% 427 3.2%
湯浅町 5,790 902 15.6% 1,304 22.5% 3,491 60.3% 93 1.6%
広川町 3,339 832 24.9% 759 22.7% 1,710 51.2% 38 1.1%
有田川町 13,854 3,701 26.7% 2,751 19.9% 7,182 51.8% 220 1.5%




                        事務局:和歌山県有田市50番地 有田市役所内                          
                            電話番号:0737-83-4491           FAX:0737-82-1499